数多くの商業作品でメガホンをとってきた堤幸彦監督が、自身の記念すべき映画監督50作目として手がけた自主制作映画で、同じ男を愛した3人の女が本音むき出しでぶつかりあう姿を描いたコメディ会話劇。ある男が事故死した。葬儀が終わった夜、一等地にある男のアトリエに、喪服姿の3人の女が現れる。マウント命な美貌の受付嬢、元不良のシングルマザー、謎多きセレブ医師という全くタイプの異なる彼女たちと、男は3年前から同時に付き合っていたのだった。思いがけず鉢合わせした3人は、己のプライドをかけて舌戦を繰り広げ、やがてある真実にたどり着く。「ひとつぼっち」の広山詞葉、声優の福宮あやの、「父の愛人」の河野知美が主演を務め、佐藤二朗が共演。堤監督の原案を基に、「明日の記憶」の三浦有為子が脚本を手がけた。